創業社長の”矜持”
当社内敷地に 出店しています『ヤマダ電機 春日部本店』ですが 地域1番店としての地位を確立した売上を誇っています。
ただ 一昨年来の”薄型テレビ買換えブーム”が去り 一時は2兆円以上の売り上げを誇って 小売業界でイオン、セブンアイホールデイングに次ぐ売上で 経常利益を1200億円も稼いでいたヤマダ電機も 2013年3月期には 上場後初の2期連続減収減益となりました。
創業会長であった山田昇氏(70歳)が5年振りに社長に復帰する人事を発表しました。そして甥である一宮忠男社長(57歳)は代表権のある副社長に また14人の取締役全員の役職を1段階ずつ降格する人事を決めたのです。
山田会長は「会長就任後、住宅など新規事業を中心にみてきたが、今後は家電営業の第一線に再び出る」とインタビューに答えた。
将に ”電光石火”の決断であります。
当時 日本の銀行や投資家が注目しないなか 海外投資家に向けて自身の持つ『ヤマダ電機株』を売り歩き 今日のヤマダ電機を作り上げたのです。
創業者として所有株式が少ないのは そんな理由があるのです。
そこで 発行株数の50%以上を占める海外投資家の前に 再登板の決心をして責任を果たす覚悟なのです。
今年 会社設立40周年を迎えたヤマダ電機ですが この創業会長 いや創業社長の”現場復帰宣言”で多分 いや絶対に来年は”蘇える”ことでしょう。
(写真は 21年春日部本店 開店に合わせ来社した時 当社役員との記念の1枚です。
左から3人目が山田昇会長です。)