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2013年5月 1日 (水)

創業社長の”矜持” 

当社内敷地に 出店しています『ヤマダ電機 春日部本店』ですが 地域1番店としての地位を確立した売上を誇っています。

ただ 一昨年来の”薄型テレビ買換えブーム”が去り 一時は2兆円以上の売り上げを誇って 小売業界でイオン、セブンアイホールデイングに次ぐ売上で 経常利益を1200億円も稼いでいたヤマダ電機も 2013年3月期には 上場後初の2期連続減収減益となりました。

Dsc_0357_2 そこで 今日の新聞発表です。

創業会長であった山田昇氏(70歳)が5年振りに社長に復帰する人事を発表しました。そして甥である一宮忠男社長(57歳)は代表権のある副社長に また14人の取締役全員の役職を1段階ずつ降格する人事を決めたのです。

山田会長は「会長就任後、住宅など新規事業を中心にみてきたが、今後は家電営業の第一線に再び出る」とインタビューに答えた。

将に ”電光石火”の決断であります。

当時 日本の銀行や投資家が注目しないなか 海外投資家に向けて自身の持つ『ヤマダ電機株』を売り歩き 今日のヤマダ電機を作り上げたのです。

創業者として所有株式が少ないのは そんな理由があるのです。

そこで 発行株数の50%以上を占める海外投資家の前に 再登板の決心をして責任を果たす覚悟なのです。

将に 日本人の創業経営者の”矜持”を見た思いです。Dsc_1610

今年 会社設立40周年を迎えたヤマダ電機ですが この創業会長 いや創業社長の”現場復帰宣言”で多分 いや絶対に来年は”蘇える”ことでしょう。

(写真は 21年春日部本店 開店に合わせ来社した時 当社役員との記念の1枚です。

左から3人目が山田昇会長です。)