五輪と電力事情
ロンドン五輪が いよいよ開幕しました。
いつ見ても オリンピックの開会式は 華やかで 和やかで世界の緊張関係が一瞬 嘘であるような気がしてなりません。
日本選手団 頑張れ!
話題は変わりますが まだバブル景気華やかなりしころ 電力消費量の伸びが 景気のバロメーターのように報道されていたころは 電力のピークを迎えるのは お盆の8月15日すぎの 甲子園の高校野球決勝戦が行なわれる時間 午後1時から2時頃 まさに日本全国の家庭用クーラーが全開となり おまけにテレビ放送が最高潮となり 電力使用量がピークを更新するのでした。
今回の五輪は ご存じロンドンで 日本からの時差の関係で 夜半にライブ中継されます。
昼の時間帯に比べて 電気使用量はいささか 余裕があるのです。眠い目をこすってでも ライブ中継をご覧に成ることをお薦めします。
昨日 フエイスブック友人が 興味ある”表”を張り付けて送ってくれました。
東アジアにおける 原子力発電所の分布図です。
あらためて この図表を見ますと やはり人類は 文化を享受するために 途方もないものを手に入れてしまったのですね。
もう 過去に戻ることはできないのです。
いま 節電が叫ばれ 太陽光発電や 風力 地熱発電が脚光を浴びていますが すべてを賄えることは不可能ですし、 火力発電もCO2問題やオゾン層破壊の問題もあり 限界にきています。
今後は 安全面に対して徹底的に英知を結集し その上で原子力利用を図る事が いま求められている姿です。
いくら人災とはいえ 福島第一原発のような事故を二度と起こさないことを誓い 福島を教訓に 今までの原子力政策を見直し 多方面の意見を充分取り入れ 政策を確立して 世界唯一の被爆国の立場を忘れずに 世界をリードしてゆくことが最善の策であると 私見いたします。